■沖縄SNSミラクルのオフ会を沖縄移住支援センター代表者阿部の自宅で行った際のヤシガニ料理です。
※特別なオフ会は代表者阿部の自宅で行いその島々の伝統的な料理や島でしか取れない食材を皆さんと一緒に頂きながらオフ会(BBQ)を行ってます。
■ヤシガニ料理とヤシガニそば
昨日はSNSミラクルのメンバーや昨年移住された方などをお招きして我が家でオフ会をしました!
いつものオフ会とは違い石垣支店長が石垣島からヤシガニを持って来てくださりヤシガニ料理を堪能する事ができました。
沖縄に住んでいてもこういう料理を頂く事はめったにありません。。こんな感じのヤシガニですが、湯に入れると毛ガニと同じで赤く色が変わります。

石垣支店長が言うにはこのカニは毒を持っているらしく、この毒を知らずに食べると運が良ければ食中毒程度、運が悪ければ死に至るらしいです。。
この部分が毒だそうです。

見えますか?このひょろ長い部分に毒があります。今回はヤシガニをゆでて頂きました。
このゆでたヤシガニに付けるソースはヤシガニのミソに島酒(泡盛)を少量加えた特製ソースです。
これがまた旨いです!そしてゆで上げたヤシガニの殻と頭の濃厚なエキス部分を今度は別の鍋で煮込みスープを作ります。程良くヤシガニの出汁が出たら軽く味噌で味付けして沖縄そばを入れます。
そうすると八重山ヤシガニそばの完成です!このそばが最高に旨いです!今回のオフ会で皆さんが絶賛してました。こんなそばは本土では食べれないそばですよね。。沖縄本島でもなかなか食べれません。
こんな感じでヤシガニそばや様々な肉や野菜でBBQ、ビールに泡盛で楽しいオフ会になり良かったと思います。
■ヤシガニの特徴と取れる時期
八重山諸島に生息するヤシガニは絶滅危惧種とされているカニです。カニというと海のイメージがあると思いますがヤシガニは山(澤)にいるカニです。このヤシガニを海に入れたら死んでしまいます。
ヤシガニを取りに行くには八重山の深い山奥へ深夜0時〜3時ぐらいに行きます。ヤシガニは満月の時には取れず、暗い夜で10月ぐらいに大きなヤシガニが取れると島の人はいいます。
夏場にかけて取れるカニですが山に近い場所を夜車で走っていると道路を横切るヤシガニもいますので足で踏んで押さえつけてから捕獲するそうです。
その他、ヤシガニを取る際は肉などで引き寄せるらしいです。ヤシガニは持てるものならば大きな爪で挟んで巣まで持って行き巣内で食べます。途中で食べることはないそうです。持てないものはその場で大きな爪をスプーン代わりに使い口へ運ぶそうです。
ヤシガニの対内には毒素があり内臓や毒の入っている袋を取り出し料理します。このカニが毒をもった理由は八重山の山林には毒花があり、その花をヤシガニが食べているために免疫が付き対内に毒を持つ様になったと言います。
■人食いカニ(ヤシガニ)
自殺者の多い八重山諸島、石垣島では深い山奥に行くと多くの自殺者の霊が漂っていると言われています。その為、ヤシガニを取りに行く時は「塩とにんにく」を持参するそうです。霊がよってきたと感じる時は塩を撒き、にんにくを口に入れます。
これは山中で遺体を発見した方が見た光景ですが、ヤシガニは雑食であるため人間の肉も食べます。自殺を図り山中に横たわる遺体にヤシガニが群がっているという事もあるそうです。
以前、石垣島の牧場で場内を見てまわっていた方が落とし穴に落ちたそうです、この落とし穴は形状がフラスコ状になっており、下が丸く上がってくることができません。
落ちた方は携帯電話を持っていたため119番で救助を求めましたが広い牧場で落とし穴を見つけるまでに時間がかかり本人の携帯のバッテリーも切れてしまい発見に10日程かかったそうです。
救助隊が発見した時は全身にヤシガニが纏わりつき遺体を食べていたそうです。
■高級カニ(ヤシガニ)
ヤシガニは旅行者向け高級食材として扱われています。観光客向けに出される場合は1匹1万5千円はするそうです。しかし、市場では一匹800円ぐらいだそうです。
※石垣牛と同じく島内では比較的安く手に入るが観光客向けでは何倍もの値段がつく様です。 |